Adobe Digital Editionsについて
無料の電子書籍リーダーです。EPUBファイルをWindowsで読みことができます。
NVDAのサポートアプリでもあり、読み上げの精度は比較的高いです。
Adobe Digital Editionsのインストール
2017年3月時点の最新版 バージョン4.5.4で確認しています。
- adobeの公式サイトにアクセスします。
- ダウンロードしたファイルを実行します。「次へ」等で進めていきます。最初あたりのライセンス契約書は、チェックボックスを選択し、同意して進めます。
- ノートンセキュリティのインストール確認も途中であります。特に必要なければ、チェックを外します。
- 最後の「閉じる」でインストール完了です。
Macintoshの次のWindowsリンクからダウンロードできます。一部英語サイトのため、Windowsリンクの8.24MBなどは、NVDAでは英語で読み上げると思います。
電子書籍をブックシェルフに登録する
電子書籍を読むために、まずブックシェルフというグループにEPUBファイルを登録します。
- Adobe Digital Editionsを起動します。
- メニューのファイルから「ライブラリに追加」を選択します。「アイテムをライブラリに追加」のウィンドウが起動します。
- ここで、対象のEPUBファイルを選択し、「開く」でブックシェルフに登録されます。
電子書籍を開く
ブックシェルフのリストから開きます。
- タブで移動し、「リスト表示」から始まる部分で、Enterを押します。登録された書籍がサムネイル表示からリスト表示に変更されます。
- 次のタブ移動で書籍の一覧になります。上下キーで書籍を選択することができます。書籍は、タイトルではなく、「発行者名」と「追加された日時」が読み上げられます。「基礎からわかるTCP_IP_ネットワークコンピューティング入門」では、「ohmasha」などと読まれます。
- 書籍を選択後、Enterで、書籍が開きます。
- Insert + T のショートカットキーで、タイトルを読み上げ、確認できます。
次のAdobe Digital Editions起動時は、前回開いていた書籍を開いた状態で起動します。
一度開いた書籍は、以下の方法でも起動できます。
- 書籍が開いている場合は、一旦、ライブラリに戻ります。タブで移動し、「ライブラリに戻る」を選択します。または、Ctrl + Wのショートカットキーでライブラリに移動できます。
- メニューのファイルから「最近のものを読む」でEnterすると、最近開いた書籍を上下キーで選択できます。ここではタイトルが読み上げられます。
- 書籍を選択後、Enterで、書籍が開きます。
電子書籍を読む
目次を利用すると便利です。目次から読み上げる方法を紹介します。
- タブで移動し、「しおりを追加」の次の「ナビゲーションパネルの表示」を選択します。画面上では、左ペインに目次等が表示されます。
- タブで移動し、「目次ツリービュー」と読まれる位置に移動します。上下キーで表示されている目次を移動し、左右キーで目次を展開できます。展開されていない目次は、「折り畳み」と読みあげます。Enterにより、そのページへ移動できます。
- タブで移動し、「ブックのコンテンツ」と読まれる部分が書籍の内容です。ショートカットキーを利用して読むことができます。
ショートカットキー
NVDAと同時に利用可能なショートカットキーを紹介します。
書籍の内容読み上げのショートカットキーで、「ブックのコンテンツ」と読み上げる位置(内容にフォーカスがある位置)で利用できます。
ショートカットキー | NVDAでの動作 |
---|---|
Insert+T | 書籍のタイトルを読み上げる |
下矢印 | 次の行を読み上げる |
上矢印 | 前の行を読み上げる |
Ctrl | 読み上げを停止 |
PageUp | 前のページに移動する |
PageDown | 次のページに移動する |
右矢印 | 次の文字を読み上げる |
左矢印 | 前の文字を読み上げる |
Insert+下矢印 | 次の文章をすべて読み上げる |