ネットワークデバイスの管理

問題集の図や読み上げで把握が難しい部分などを補足します。
対象ページ:449から494
対象問題:24から47

CSR 1000vを利用したデバッグ設定TFTPサーバの利用を紹介しています。
今回の章の前後で実際に体験されると理解が深まると思います。

問題25

対象ページ:479

解答の説明文について、PDFからテキストの変換で、記号などが誤変換し、把握しにくい部分があります。
対象行は「【service timestamps debugコマンドの設定例(datetime msec)】」からページ末尾の「R2#」までです。
ここではCSR 1000Vでのデバッグ設定の紹介にて代替説明とします。

問題27

対象ページ:480と481

解答にshow processesの出力を①から⑬の項目に分けて説明されています。
①から⑬がどこを指すのか補足します。

①から③はRT2#show processes実行後の次の行「CPU utilization for five seconds: 9%/0%; one minute: 1%; five minutes: 1%」についてです。それぞれ以下が該当します。

  • ①は「CPU utilization for five seconds: 9%/0%」
  • ②は「one minute: 1%;」
  • ③は「five minutes: 1%」

show processesは罫線のない表のような出力です。
④から⑬は「PID QTy PC Runtime(ms) Invoked uSecs Stacks TTY Process」の項目行を分けて説明しています。
どの項目に対応するかは、「④ PID:プロセスID」から始まる行の説明のとおりです。
項目行の次からが結果行です。ここでは「5 Lst 8242C490 231120 3474 17153 5360/6000 0 Check heaps」の結果行を例に、項目と結果の対応を記載します。

  • ④PIDは「5」
  • ⑤Qは「Lst」の「L」
  • ⑥Tyは「Lst」の「st」
  • ⑦PCは「8242C490」
  • ⑧Runtimeは「231120」
  • ⑨invokedは「3474」
  • ⑩uSecsは「17153」
  • ⑪Stacksは「5360/6000」
  • ⑫TTYは「0」
  • ⑬Processは「Check heaps」

問題28

対象ページ:480と481

解答にshow clockの出力の説明があります。
対象行は「【show clockコマンドの出力例】」から「時刻 タイムゾーン 日付」までです。
PDFからテキストの変換で誤変換があり、わかりにくくなっているため、出力例の「14:40:06.431 UTC Mon Feb 13 2017」について、その説明対象を記載します。

  • 「14:40:06.431」が時刻
  • 「UTC」がタイムゾーン
  • 「Mon Feb 13 2017」が日付

問題29

対象ページ:481

解答にROMの説明表があります。
対象行は「【ROMに格納されているプログラム】」からページ末尾の「シューティングの際に使用する」までです。
PDFからテキストへの変換で把握しにくくなるため、以下に表を記載します。

プログラム 説明
POST(L) 電源投入時にCPUや各種メモリ、インターフェイスなどのハードウェア検査を実施する自己診断プログラム
ブートストラップ(B) IOSをロードするためのプログラム。コンフィギュレーションレジスタ値に基づいてIOSを検索してロードする(デフォルトはフラッシュメモリを検索してロードする)
ROMモニタ(ROMMON)(C) パスワードリカバリやIOSダウンロードなど、トラブルシューティングの際に使用する

問題31

対象ページ:483

解答にあるコンフィギュレーションレジスタ値はCSR 1000Vでも確認できます。
出力例のとおり、show versionの出力の最後の行「Configuration register is 0x2102」です。

問題32

対象ページ:484

解答にブートフィールドの表とレジスタ値の説明があります。

ブートフィールドの表

対象行は「【ブートフィールド】」から「のIOSをRAMに読み込む(デフォルト)」までです。
PDFからテキストへの変換で把握しにくくなるため、以下に表を記載します。

ブートフィールド値 意味
0000(0x0) ROMモニタ(ROMMON)で起動する
0001(0x1) ROM内のブートヘルパーイメージ(Mini IOS)で起動する。Mini IOSがない場合は、フラッシュメモリのIOSをRAMに読み込む
0010~1111(0x2~0xF) NVRAM内のstartup-configのboot systemコマンドで指定されたとおり、IOSを起動する。boot systemコマンドによる指定がない場合は、フラッシュメモリのIOSをRAMに読み込む(デフォルト)
レジスタ値

コンフィギュレーションレジスタ値について、ビットと進数を利用した説明があります。
対象行は「【デフォルトのコンフィギュレーションレジスタ値】」から「<ブートフィールド>」までです。
PDFからテキストの変換で把握しにくいため、補足します。
0x2102は、16進数で表示されています。最後の「2」がブートフィードに対応します。16進数の2は、2進数では「0010」です。この「0010」がブートフィールド値であることが記載されています。

問題33

対象ページ:461

問題にネットワーク構成図があります。
対象行は「RouterA」から「122-4.T.bin」までの6行です。
図にはルータが1つ、TFTPサーバが1つあり、相互に接続されています。ルータはRouterAと名付けれています。
TFTPサーバのIPは10.1.1.1で、IOSのc2600-telco-mz.122-4.T.binが保持されています。

問題36

対象ページ:486

解答について、PDFからテキストの変換で把握しにくい箇所を補足します。
対象行「c利用可能なサイズ(単位:バイト)」の行頭cは上矢印の誤変換です。
上の行の「4585552 available」に注目しています。

なお、CSR 1000Vでもshow flash:は確認できますが、出力形式が例題とは異なります。
フラッシュメモリの空き容量は出力末尾行を確認します。以下はその出力例です。

6630047744 bytes available (807534592 bytes used)

問題38

対象ページ:487と488

解答の説明文について、PDFからテキストの変換で、把握しにくい部分があります。
対象行は「【IOSイメージのバックアップ】」から488ページの「ファイル名を入力してからvを押す」までです。

フラッシュメモリのファイルをTFTPサーバにコピーする一連の操作について記載されています。
CSR 1000Vを利用したTFTPサーバの利用にて同様の操作を紹介しています。これを代替の説明とします。

問題39

対象ページ:488

解答の説明文について、PDFからテキストの変換で、把握しにくい部分があります。
対象行は「【copy running-config tftp:コマンドの例】」からページ末尾の「時間が表示される」までです。

ルータの設定内容をTFTPサーバにコピーする一連の操作について記載されています。
こちらもCSR 1000Vを利用したTFTPサーバの利用にて同様の操作を紹介しています。これを代替の説明とします。

なお、問題39の説明行「を入力してvキーを押します。ファイルはテキスト形式で保存されるため、」のvキーはENTERキーです。誤変換しています。

問題40

対象ページ:489

解答の説明文について、PDFからテキストの変換で、把握しにくい部分があります。
対象行は「【コンフィギュレーションのマージの例】」からページ末尾の「保持され、それ以外はコピー元の設定を優先しています。」までです。

TFTPサーバからルータへコピーする一連の操作について記載されています。
こちらもCSR 1000Vを利用したTFTPサーバの利用にて同様の操作を紹介しています。これを代替の説明とします。

問題44

対象ページ:492

解答の出力例について、PDFからテキストの変換で、記号が誤変換しています。
出力の説明の前にある「b」は左矢印の誤変換です。
例えば、「ipbase ipbasek9 Permanent ipbasek9 bIP Baseのみ有効化」の行は以下になります。
「ipbase ipbasek9 Permanent ipbasek9 ← IP Baseのみ有効化(されている)」

なお、CSR 1000Vでもshow versionやshow license(udi)を確認できます。

問題47

対象ページ:493

解答に説明図があります。
対象行は「【ライセンスのインストール】」から「または」までです。
「または」の次の①と②の説明の購入・取得先は、「Cisco License Manager」または「Cisco License Registration Portal(ライセシングポータルサイト)であることを図で表現しています。

(ここがページの最後です。更新日:2018年8月9日)