Catalystスイッチの導入
問題集の図や読み上げで把握が難しい部分などを補足します。
対象ページ:191から212
問題2
対象ページ:201
この問題のIP設定は、CSR 1000Vの基本設定の3.IPの設定とPING確認でも確認できます。
問題3と4
対象ページ:202
問題に出題されたコマンドは、CSR 1000Vでも確認できます。
問題5
対象ページ:202
この問題の解説に、以下のshow ip interface briefの説明がありますが、正誤表のとおり、誤記です。
「show interfacesコマンドやshow ip interface briefコマンドでは、カンマ(,)を挟んで左側にインターフェイスの物理層レベルの状態が表示されます。」
show interfacesコマンドの説明としては正しいですが、show ip interface briefコマンドについては、カンマ(,)表示ではなく、別の書式になります。
問題11でshow ip interface briefの書式説明をします。
問題7
対象ページ:194
誤記情報です。(2つ選択)とありますが、解答は1つです。
対象ページ:204
イーサネットフレームの構造が図で説明されています。
PDFをテキスト変換した場合、図は「【イーサネットフレーム】」から「( )内の単位:バイト」までの行です。
フレーム構造は第2章のフレームフォーマットが参考になります。
問題9と10
対象ページ:205から207
問題に出題された各コマンドは、CSR 1000Vでも確認できます。
問題11
対象ページ:196
問題に構成図とコマンド出力が記載されています。
まず、構成図を説明します。
PDFをテキスト変換した場合、構成図は「RT1 RT2 RT3」から「S0/0/0 S0/1/0」までの3行です。
アイコンは4つで、ルータが3つ、スイッチが1つです。
ルータはRT1,RT2,RT3とそれぞれ名付けられています。
3台のルータは数珠繋ぎに接続されています。RT1はRT2と、RT2はR3(R1も)と接続されています。
真ん中にあるRT2にはスイッチも接続されています。つまり、RT2を中心に、RT1,RT3,スイッチが接続されています。
RT2のインターフェース情報も記載されており、以下のようになっています。
RT1と接続されたRT2のインターフェースは、S0/0/0。
RT3と接続されたRT2のインターフェースは、S0/1/0。
スイッチと接続されたRT2のインターフェースは、Fa0/1。
コマンド出力を説明します。
PDFをテキスト変換した場合、コマンド出力は「RT2#」から「Serial0/1/0 192.168.2.2 YES unset up up」までの5行です。
どのコマンドを実行した出力かを求める問題のため、1行目の「RT2#」の後尾が黒塗りになっています。
対象ページ:207
show ip interface briefの出力書式について説明します。
このコマンドを実行すると各インターフェースの要約情報が罫線のない表のように表示されます。各項目間はスペースで表示位置が調整されています。
1行目に項目名が表示され、各列は以下のように並んでいます。
- 1列目:Interface ← インターフェース名。FastEthernet0/0やSerial0/0/0など。
- 2列目:IP-Address ← IPアドレス。設定されていなければ、unassigned。
- 3列目:OK? ← 設定されたIPアドレスが有効か、無効か。YESならば、有効。
- 4列目:Method ← どのようにIPは適用されているか。unset,manual,NVRAMなど。
- 5列目:Status ← 物理層レベルの状態。administratively downかupかdown。
- 6例目:Protocol ← データリンク層レベルの状態。upかdown。
シリアル接続の表記について、補足しておきます。
今回の構成図内のインターフェースとして、S0/0/0などが記載されています。これはSerial0/0/0の略で、シリアル接続であることがわかります。機器間の線は、直線ではなく、雷のような折れ曲がった線でシリアル接続が表現されています。
問題13
対象ページ:197
問題に構成図とコマンド出力が記載されています。
PDFをテキスト変換した場合、構成図は「RT1 RT2」から「S0/0/0」までの行です。
コマンド出力は「RT1#show ip interface brief」から下5行までです。
構成図を説明します。
2つのルータのみで構成されています。ルータはそれぞれRT1、RT2と名付けられています。
RT1は2つのインターフェースがあります。1つはFa0/0で192.168.1.0/24のセグメントが接続されています。
もう1つのインターフェースは、S0/0/0で192.168.12.4/30のセグメントが利用され、RT2と接続されています。
RT2も同様に、2つのインターフェースがあります。1つはFa0/0で192.168.2.0/24のセグメントが接続されています。
もう1つのインターフェースは、S0/0/0で192.168.12.4/30のセグメントが利用され、RT1と接続されています。
問題14
対象ページ:208
参考情報ですが、CSR 1000VでこのCDPログの再現はできないようです。
2台のCSR 1000Vを利用し、片方のインターフェースのDUPLEXをhalfなどにすれば、再現できると考えましたが、仮想ルータのためかDUPLEXの設定自体を確認できませんでした。
問題16
対象ページ:198
問題に構成図と2つの出力が記載されています。
PDFをテキスト変換した場合、構成図は「RT1」から「SW1」までの3行です。
1つのコマンド出力は「RT1#show interfaces fastethernet 0」から「28 0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out」までです。もう一つは「RT1#」から下の2行です。
構成図を説明します。
ルータとスイッチが1つずつで、2つのアイコンのみで構成されています。ルータはRT1、スイッチはSW1と名付けられています。
RT1とSW1は一本の接続されています。
RT1のそのインターフェースはFa0です。SW1のインターフェースはFa0/1です。
対象ページ:210
問題と同じ構成図を元に説明が付記されています。
PDFをテキスト変換した場合、構成図は「全二重で動作半二重で動作」から「SW1」までの3行です。
ルータのFa0は「全二重で動作」、スイッチのFa0/1は「半二重で動作」、よって「デュプレックス不一致」になっていることが付記されています。そして「※ デュプレックス不一致でも、リンクはアップしているため通信は可能」と補足されています。
問題17
対象ページ:211
問題のlogging synchronousなどのコマンド動作は、CSR 1000Vで確認できます。
「1.ホスト名の設定など」でno loggin consoleを設定済みの場合は、一旦以下のようにloggin consoleを有効化(デフォルトに戻す)してください。
R1#conf t「ENTER」
R1(config)#
R1(config)#logging console「ENTER」← このコマンドで有効化します。
R1(config)#end「ENTER」 ← 特権モードに戻ります。
R1#wr「ENTER」 ← 設定を保存します。