総仕上げ問題(PDF版)

問題集の特典でダウンロードできる総仕上げ問題(PDF版)について、図や読み上げで把握が難しい部分などを補足します。
その1は、問題1から問題29が対象です。

特典PDFについては、前付の読者無料特典も参照ください。
ここで補足する内容は、「NVDAの読み上げ内容をテキストに出力する」方法で作成したテキストファイルを参照する前提で説明しています。

  • 問題文は「□」で始まる行から始まります。例えば、問題1は「□ 1.管理者はあるルータの」から始まります。
  • PDFのページ数は、問題PDFの場合は「ページQ」、解答PDFの場合は「ページA」で始まる行でわかります。例えば、問題PDFの5ページは、「ページQ5」です。
  • ページ数を表す行は、そのページの最初に位置し、QやAのみで始まる行は、そのページの最後に位置します。例えば、解答PDFの3ページの範囲は、「ページA3」の行から「A3」のみの行までです。
  • 「画像」のみの行が多くあります。図、装飾の帯、下線などが認識されています。無視して構いません。
  • PDF上の改行は無視され、連続した行になる場合があります。特に出力やコマンドはその傾向があります。

問題2

対象ページ:Q2

問題にネットワーク構成図があります。
対象行は「Switch Router Fa0/0」から「VLAN10VLAN15VLAN1」までの4行です。
図にはルータが1つ、スイッチが1つ、合計2つのアイコンがあります。ルータとスイッチは1本の線で接続され、ルータ側にはFa0/0と記載されています。
スイッチには、VLAN1、VLAN10、VLAN15と記載された枠がそれぞれ1本ずつの線で接続されています。
ルータの下には以下が記載されています。

  • Fa0/0 172.16.1.254/24(VLAN1用)
  • Fa0/0.1 172.16.10.254/24(VLAN10用)
  • Fa0/0.2 172.16.15.254/24(VLAN15用)

問題6

対象ページ:Q4

問題形式のドロップアンドドラッグを想定した問題です。
該当する選択肢を枠に収めるような図が記載されています。
対象行は「画像」と「①RIPv1②OSPF③EIGRP」の2行です。
①RIPv1、②OSPF、③EIGRP、それぞれに該当する説明をAからIの選択肢から選ぶ問題です。

問題8

対象ページ:A5

解答の出力例が、NVDAから出力したテキストでは把握しにくくになっています。
対象行は「【show flash:コマンドの出力例】 」から「16777216 total] 16384K bytes of processor board System flash (Read/Write) 」です。

出力の改行が無視されていますが、出力例は以下のとおりです。

Router#show flash: 「Enter」
System flash directory: 
File	Length	Name/status 
 1	4634916	c1700-y-mz.122-8.YJ.bin
 2	684	test-conf
[4635728 bytes used, 12141488 available, 16777216 total] 
16384K bytes of processor board System flash (Read/Write) 

上の出力について、3行から5行目は罫線のない表のように表示されています。3行目が項目で、File、Length、Name/statusの3項目があります。
例えば、4行目は、1番目のファイルで、「4634916」がファイルサイズ、「c1700-y-mz.122-8.YJ.bin」が(IOSの)ファイル名となります。

問題12

対象ページ:Q6

問題にネットワーク構成図と出力があります。

ネットワーク構成図

対象行は「ABFa0/1Fa0/0Fa0/5Fa0/7」のみです。
図にはPCが2つ、スイッチが1つ、ルータが1つ、雲の形のインターネットが1つ、合計5つのアイコンがあります。2つのPCにはそれぞれAとBが名付けられています。
スイッチには3本の線があり、2つのPCとルータが接続されています。スイッチについて、PCのAと接続されている線にはFa0/5、PCのBと接続されている線にはFa0/7、ルータと接続されている線にはFa0/1が記載されています。
ルータには2本の線があり、スイッチと雲の形のアイコン(インターネット)が接続されています。スイッチと接続されている線について、ルータ側にはFa0/0と記載されています。

出力

対象行は「Router#show running-config」から始まる行から「act/unsup 1005 trnet-default act/unsup 」までです。
NVDAから出力したテキストでは、連続した行になる部分があり、把握が難しいです。
以下に「Router#show running-config」と「Switch#show vlan brief」の出力を記載します。

Router#show running-config 
Building configuration… 
 
! 
interface FastEthernet0/0.1 
 encapsulation dot1Q 1 native 
 ip address 172.16.1.14 255.255.255.248 
! 
interface FastEthernet0/0.10 
 encapsulation dot1Q 10 
 ip address 172.16.1.75 255.255.255.224 
! 
interface FastEthernet0/0.20 
 encapsulation dot1Q 20 
 ip address 172.16.1.160 255.255.255.192 
Switch#show vlan brief 
VLAN	Name			Status		Ports 
----	-------------------	---------	-------------------
1	default 		active 		Fa0/1, Fa0/2, Gi0/1 
10 	VLAN0010 		active 		Fa0/3, Fa0/4, Fa0/5 
20 	VLAN0020 		active 		Fa0/6, Fa0/7, Fa0/8 
1002 	fddi-default 		act/unsup 
1003 	token-ring-default 	act/unsup 
1004 	fddinet-default 	act/unsup 
1005 	trnet-default 		act/unsup

対象ページ:A7とA8

解答にサブインターフェース設定と「Switch#show vlan brief」の説明があります。
NVDAから出力したテキストでは、連続した行になる部分があり、把握が難しいです。
以下にその各説明を記載します。

サブインターフェース設定の説明

対象行は「【3つのサブインターフェイス】 」からページ末尾の「VLAN20) 」までです。
各インターフェース設定行について、説明が記載されています。

interface FastEthernet0/0.1  ← サブインターフェイス①
 encapsulation dot1Q 1 native  ← VLAN1 
 ip address 172.16.1.14 255.255.255.248 ← VLAN1のデフォルトゲートウェイ
! 
interface FastEthernet0/0.10  ← サブインターフェイス②
 encapsulation dot1Q 10  ← VLAN10 
 ip address 172.16.1.75 255.255.255.224  ← VLAN10のデフォルトゲートウェイ
! 
interface FastEthernet0/0.20  ← サブインターフェイス③
 encapsulation dot1Q 20  ← VLAN20 
 ip address 172.16.1.160 255.255.255.192 ← VLAN20のデフォルトゲートウェイ
!

① Fa0/0.1:172.16.1.14/29(VLAN1)
② Fa0.0.10:172.16.1.75/27(VLAN10)
③ Fa0/0.20:172.16.1.160/26(VLAN20)

show vlan briefの説明

対象行は「【show vlan briefコマンドの出力例】 」からページ末尾の「・Fa0/5(ホスト A)…… VLAN10・Fa0/7(ホスト B)…… VLAN20 」までです。
出力例と説明が記載されています。

Switch#show vlan brief 
VLAN	Name		Status	Ports 
-----	---------------	-------	-------------------------------
1	default 	active 	Fa0/1, Fa0/2, Gi0/1 
10	VLAN0010 	active 	Fa0/3, Fa0/4, Fa0/5
20 	VLAN0020 	active 	Fa0/6, Fa0/7, Fa0/8

・Fa0/5(ホスト A)…… VLAN10
・Fa0/7(ホスト B)…… VLAN20

問題14

対象ページ:A9

解答に設定例の説明があります。
対象行は「【ポートセキュリティ適用拒否の例】 」から「拒否されたことを示すCommand rejected: Fa0/8 is not an access port.bメッセージ」までの4行です。
NVDAから出力したテキストでは、把握が難しいため、設定例部分を以下に記載します。

Switch(config)#interface fa0/1「Enter」
Switch(config-if)#switchport port-security「Enter」 ← ポートセキュリティを有効化。次の行が出力結果です。
Command rejected: Fa0/8 is not an access port. ← 拒否されたことを示すメッセージ

問題16

対象ページ:Q8

問題に出力が記載されています。
対象行は「SW2#」で始まる行から「buffer failures, 0 output buffers swapped out 」までです。
NVDAから出力したテキストでは、把握が難しいため、出力を以下に記載します。

SW2# (どのコマンドを実行したか伏せてあります)             
FastEthernet0/1 is up, line protocol is up (connected) 
 Hardware is Fast Ethernet, address is 0015.fade.9041 (bia 0015.fade.9041) 
 MTU 1500 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 100 usec, 
  reliability 255/255, txload 2/255, rxload 2/255 
 Encapsulation ARPA, loopback not set 
 Keepalive set (10 sec) 
 Half-duplex, 100Mb/s, media type is 100BaseTX 
 input flow-control is unsupported output flow-control is unsupported 
 ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00 
 Last input 00:00:00, output 00:00:00, 
 output hang never 
 Last clearing of "show interface" counters never 
 Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0 
 Queueing strategy: fifo 
 Output queue: 0/40 (size/max) 
 5 minute input rate 925000 bits/sec, 86 packets/sec 
 5 minute output rate 924000 bits/sec, 85 packets/sec 
  38188 packets input, 56809002 bytes, 0 no buffer 
  Received 762 broadcasts (761 multicast) 
  0 runts, 0 giants, 0 throttles 
  0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored 
  0 watchdog, 759 multicast, 0 pause input 
  0 input packets with dribble condition detected 
  37826 packets output, 56803005 bytes, 0 underruns 
  25 output errors, 1 collisions, 2 interface resets 
  0 babbles, 25 late collision, 13 deferred 
  0 lost carrier, 0 no carrier, 0 PAUSE output 
  0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out

問題20

対象ページ:Q11

NVDAから出力したテキストでは、問題21の先頭を表す「□ 21.」が問題20の前で表示され、混乱するかもしれません。

問題20の選択肢は 以下のとおりです。AからEがあります。

A. (config)#interface fa0/1
 (config-if)#no ip access-list 20 out
B. (config)#interface fa0/1
 (config-if)#no ip access-list 20 in
C. (config)#interface fa0/1
 (config-if)#no ip access-class 20 in
D. (config)#interface fa0/1
 (config-if)#no access-group 20 out
E. (config)#interface fa0/1
 (config-if)#no ip access-group 20 in

問題21

対象ページ:Q11

問題21の先頭を表す「□ 21.」の位置が離れていますが、問題文は「2台のスイッチ間を」で始まる行からです。
その下に図と出力があります。
図の対象行は「SW1SW2Fa0/7Fa0/8」と「トランクリンク」の2行です。
図のアイコンはスイッチ2つのみです。それぞれ、SW1とSW2と名付けられています。
スイッチ間は1本の線で接続され、線にはトランクリンクと記載されています。また、SW1側にはFa0/7、SW2側にはFa0/8が記載されています。

出力行は「SW2#」から「SW1 FastEthernet0/7(99).」までの3行です。
その下にAからEの選択肢があります。

対象ページ:A12

解答に図と出力があります。
図と出力の対象行は「SW1SW2Fa0/7Fa0/8トランクリンク」から「SW1 FastEthernet0/7(99).」までです。
ネイティブVLANの情報が記載されいる以外は、問題と同じ図と出力です。
スイッチ間の線について、SW1側にはネイティブVLAN:99、SW2側にはネイティブVLAN:1 が記載されています。

問題22

対象ページ:Q12

問題の図を説明します。
図の対象行は「SW1SW2Fa0/1Fa0/2」と「トランクリンク」の2行です。
図のアイコンはスイッチ2つのみです。それぞれ、SW1とSW2と名付けられています。
スイッチ間は1本の線で接続され、線にはトランクリンクと記載されています。また、SW1側にはFa0/1、SW2側にはFa0/2が記載されています。
ポート番号以外、問題21の図と同じです。

対象ページ:A13とA14

解答に、問題と同様の図と出力があります。
図と出力の対象行は「SW1SW2Fa0/7Fa0/8トランクリンク」からA14ページの「carrier, 0 PAUSE output 0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out」までです。

解答説明の図は、ネイティブVLANの情報が記載されている以外は、問題と同じ図です。
スイッチ間の線について、SW1側にはネイティブVLAN:99、SW2側にはネイティブVLAN:1 が記載されています。

出力も問題と同じ出力で、注目する行に説明が記載されています。
NVDAから出力したテキストでは、改行が無視され把握が難いため、説明がある行のみを以下に記載します。

  • FastEthernet0/1 is up, line protocol is up (connected)   ← リンクアップしている
  • Full-duplex, 100Mb/s, media type is 100BaseTX   ← 二重モードは全二重に設定
  • 21 input errors, 21 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored   ← CRCエラー
  • 0 output errors, 0 collisions, 2 interface resets   ← collisionは0
  • 0 babbles, 0 late collision, 1 deferred   ← late collisionは0
(ここがページの最後です。更新日:2018年9月17日)