コマンドプロンプト
コマンドプロンプトはWindowsをコマンドラインで操作するツールです。
Windows10では、このコマンドプロンプトの後継として、Powershellが標準になりましたが、まだNVDAでの読み上げは難しいようです。
本サイトではコマンドプロンプトを利用しています。
なお、操作は以下のように記載します。
- > の後の文字が入力内容です。
- 行末で「ENTER」と記載されている部分では、Enterキーを押してください。
- 左矢印で始まる部分は、コマンドや状態の説明です。
- 行末に「ENTER」のない行は、前の行の実行によって表示される内容を記載している場合が多いです。
起動
通常の起動は以下です。情報取得等の操作は、こちらで問題ありません。
- Windowsキーを押した後、「cmd」と入力。
- 検索結果として、コマンドプロンプトが表示された後、Enterキーを実行。
OSの設定を変更したいなど、管理者権限で起動したい場合は以下のように起動します。
- Windowsキーを押した後、「cmd」と入力。
- 検索結果として、コマンドプロンプトが表示された後、ShiftキーとF10キーを同時に押します。これは右クリックと同じですが、PCによってはアプリケーションキーでも問題ありません。
- 下矢印キーで「管理者として実行」を選択します。
- ユーザアカウント制御が表示された場合は、「はい」を選択し、コマンドプロンプトを起動します。
操作と結果保存
コマンドプロンプトで表示される結果はNVDAでも読み上げられますが、わかりくい場合が多いです。
実行結果はテキストファイルに出力し、そのファイルをテキストエディタなどで確認する方法があります。
以下は、IP情報をipconfig‗result.txtというファイルに出力する例です。
「ipconfig」はIP情報などを確認するコマンドです。「>」を利用してファイルに出力することをリダイレクトとも呼びます。c:\WORKフォルダは作成済みとします。
> ipconfig > c:\WORK\ipconfig.txt「ENTER」
文字コードの変更
出力内容によっては、文字化けやプロンプトの読み上げが中途半端になることがありますが、文字コードを変更すると改善される場合があります。
以下はデフォルトのSJISからUTF-8に変更する例です。
> chcp「ENTER」← chcpのみを実行すると現在の文字コードを確認できます。932はSJISの番号です。
現在のコード ページ: 932
> chcp 65001「ENTER」← 65001を指定すると、UTF-8に変更されます。
Active code page: 65001
元に戻す場合は、「chcp 932」を実行します。
コマンドプロンプトを閉じる
NVDAの読み上げがおかしい場合は、コマンドプロンプトを一度閉じて、再起動が手っ取り早いかもしれません。
コマンドプロンプトは「exit」の実行で閉じます。