IPの設定とPING確認

ここでは、2台のルータにIPを設定し、お互いに疎通できることを確認します。
疎通確認にはPINGというコマンドを利用します。

インターフェースにIPを設定する

インターフェースにIPを設定します。
Vmware Playerを動かしているWindows PCと同じネットワークにすると使い勝手がよいかもしれません。
ここでは、192.168.1.0/24のネットワークで、R1に第4オクテットで「.101」、R2に「.102」を割り当てています。
対象ポートは、GigabitEthernet の1番です。
特権モードからは、以下のように入力します。

R1# conf t 「ENTER」
R1(config)# interface GigabitEthernet 1 「ENTER」
R1(config-if)# ip address 192.168.1.101 255.255.255.0 「ENTER」 ← ここがIP設定です。
R1(config-if)# end 「ENTER」
R1#wr ← 設定保存。

R2も同様に設定します。IP設定の部分は以下のようになります。
R2(config-if)# ip address 192.168.1.102 255.255.255.0 「ENTER」

PINGで疎通確認をする

ここまでで正常に設定できていれば、R1とR2でお互いにPING確認ができます。

R1# ping 192.168.1.102 「ENTER」 ← このように、pingの後に確認する相手のIPを記載します。次の4行が結果です。3行目に「!」が出れば、成功です。

Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 192.168.1.102, timeout is 2 seconds:
.!!!!
Success rate is 80 percent (4/5), round-trip min/avg/max = 1/1/1 ms

R2側も同様に実行し、疎通できることを確認します。
R2# ping 192.168.1.101 「ENTER」

これで環境準備は完了です。

もし、PINGが通らない場合は、各インターフェースのMACアドレスは正しいか、show arpも確認してみてください。

(ここがページの最後です。更新日:2018年7月3日)