CSR 1000Vの起動

CSR 1000Vの最初のセットアップ時、起動直後に、読み上げない部分があります。
タイミングに気を付けて、操作すれば対応可能かもしれませんが、何度かの試行や、晴眼者の協力が必要かもしれません。
セットアップが一度成功すれば、その仮想ルータは読み上げに対応して動きます。

Tera Termの準備

CSR 1000Vを起動する前に、Tera Termを起動し、すぐに接続できる準備をしておきます。
Tera Termを起動すると、「Tera Term: 新しい接続」で始まるダイアログが出力します。
「ホスト」の部分に、CSR 1000Vの起動準備でメモしておいた「\\.\pipe\com_1」を入力しておきます。
その他の項目は、SSHやTelnetに関わらず、デフォルトのままで構いません。
「OK」は押さずに、このままにしておきます。
次のVmware Playerでの起動後、すぐに「OK」を押すことになります。

CSR 1000Vの初回起動

Vmware Player上で、CSR 1000Vの起動準備で作成した「R1」にフォーカスされていることを確認します。
フォーカスされていない場合や不明な場合は、タブキーで移動し、「リスト」と読み上げられたら、上下キーで「R1」に移動してください。「R1」が読み上げられたら、TABキーで「仮想マシンの再生」に移動します。
ここからがタイミングを気を付ける操作です。順番どおりに、時間をおかず、操作してください。ただし、ユーザアカウント制御や「キーボードフックタイムアウト値」の部分は、先に進まないため、確認しながらで問題ありません。

「仮想マシンの再生」で、Enterを押します。
ユーザアカウント制御ダイアログが表示される場合があります。AltキーとYキーを同時に押し、コンピュータへの変更を許可します。
「キーボードフックタイムアウト値がVmware Playerの推奨値に設定されていません」で始まるダイアログが表示された場合は、「今後、このメッセージを表示しない」でチェックを入れ、「OK」を選択します。
CtrlキーとGを同時に押し、CSR 1000Vにフォーカスを移動し、操作できるようにします。
ここで、下矢印キーを一度押してください。読み上げませんが、画面上では、この操作の猶予は10秒で、「CSR 1000V Serial Console」が選択された状態になります(ここは晴眼者に確認してもらったほうがよいかもしれません) 。Enterを押します。
CtrlキーとAltキーを同時に押し、フォーカスをCSR 1000Vから操作しているパソコンに移動します。さきほどのTera Termの状態で「OK」を押します。

Tera Teraにて、読み上げが開始されれば、接続成功です。
読み上げる内容は、全て英語で延々と読み上げられます。Ctrlを押して、一旦、読み上げを停止して構いません。

パソコンのCPUにもよりますが、1分ほどで読み上げない場合は、おそらく接続に失敗しています。
「R1」を削除し、R1の再作成からやり直す必要があります。
「R1」の削除方法は、仮想マシンの削除を参照されてください。

CSR 1000Vの初期設定

Ctrlを押して、読み上げを一旦停止しても、Tera Term上の出力が更新されると再度読み上げが開始されます。
画面上では、自動的に、CSR 1000Vの再起動が行われますが、しばらくすると、Tera Term上の出力が停止し、読み上げも停止します。
ここで、フォーカスをTera TermからVmware Playerに移してください。「この仮想マシンで Vmware Tools パワーオンスクリプトが正常に実行されませんでした。」で始まるダイアログが読み上げられます。「OK」を押してください。
Tera Termにフォーカスを戻し、しばらくすると、出力が再開され、読み上げも再開されます。
読み上げが続きますが、Ctrlを押して、読み上げを一旦停止して構いません。

上矢印キーを押して、「Would you like to enter the initial configulation dialog? [yes/no]:」と読み上げられるのを確認します。「no」と入力し、Enterを押します。
また読み上げが続きますが、Ctrlキーを押して、Enterを押します。「Router>」と読み上げられたら、CSR 1000Vの初期設定は成功しています。
Enterを押すたびに、「Router>」と読み上げられます。

一旦、停止する場合は、CSR 1000Vの停止を参照してください。

2回目以降の起動

一度、起動が成功したCSR 1000Vは、NVDAの読み上げで確認することができます。
1.Vmware Player上で「R1」を選択後、「仮想マシンの再生」を押す。
2.Tera Termで「\\.\pipe\com_1」に接続する。
3.しばらくして、Tera Termの読み上げが止まったら、Vmare Playerにフォーカスを移動する。
4.「この仮想マシンで Vmware Tools パワーオンスクリプトが正常に実行されませんでした。」で始まるダイアログが読み上げられたら、「OK」を押してください。「Router>」の状態まで起動することができます。

5.CSR 1000Vの停止はこちら

6.2台目のセットアップはこちら

(ここがページの最後です。更新日:2018年10月8日)