CSR 1000Vの起動準備
CSR 1000Vを起動する準備をします。
Vmware Playerにて、仮想ルータのインポートやコンソール設定を行います。
CSR 1000V のインポート
Vmware Player上で、仮想マシンのインポートという処理を行います。CSR 1000Vのファイルを読み込む作業です。
Vmware Playerを起動します。
Ctrlキー+Oを押し、「仮想マシンを開く」ダイアログを表示します。なお、起動画面からTABキーで移動しても操作できますが、読み上げ内容とフォーカスが一致していません。おそらくバグです。ショートカットキーかメニューからの操作をお奨めします。
ファイル名で、先にダウンロードしておいたCSR 1000Vを選択し、「開く」を押します。
「仮想マシンのインポート」ダイアログが表示されます。
TABキーで移動し、新規仮想マシンの名前を「R1」等に変更します。
変更は必須ではありませんが、デフォルトでは選択したファイル名になり長すぎるため、使いづらいかもしれません。
以後は、仮想マシン名をR1として説明します。
新しい仮想マシンのストレージパスで、仮想マシンを作成する場所を指定します。デフォルトでは、マイドキュメントの配下に作成されます。
例えば、”C:\Users\Name\Documents\Virtual Machines\” といった場所になります。Nameの部分は、利用中のアカウント名です。
「インポート」を選択し、CSR 1000Vを読み込ませます。
インポートに成功すると、Vmware のリストにR1が追加されます。
なお、何度か試した後など、同じ名前のフォルダがすでにある場合は、インポートに失敗する場合があります。仮想マシン名を変更するか、ストレージパスにある同じ名前のフォルダを削除することで、成功すると思います。
シリアルポートの追加
CSR 1000Vに仮想のシリアルポートを追加します。
これによって、CSR 1000Vを起動時のログなどが、Tera Termへ出力され、NVDAで音声確認できるようになります。
Vmware Playerの「リスト項目」で下矢印キーを押し、さきほどの「R1」を選択します。
TABキーで移動し、「仮想マシン設定の編集」を選択します。
仮想マシン設定ダイアログが表示されます。
TABキーで移動し、「追加 (A)…」ボタンを押します。
ユーザアカウント制御ダイアログが表示される場合があります。AltキーとYキーを同時に押し、コンピュータへの変更を許可します。
ハードウェア追加ウィザードダイアログが表示されます。
ハードウェアの種類リストで下矢印キーを押し、「シリアルポート」を選択します。TABキーで移動し、「次へ」を押します。
シリアルポートの種類を選択するダイアログが表示されます。
シリアルポートグループで、下矢印キーを押し、「名前付きパイプに出力」を選択します。TABキーで移動し、「次へ」を押します。
ハードウェア追加ウィザードダイアログが表示されます。
デフォルトは以下のようになります。
- \\.\pipe\com_1
- この端末はサーバです
- 接続先は仮想マシンです
- 「起動時に接続」はチェック
「\\.\pipe\com_1」は、1台目の仮想マシン作成ならば、このままで構いません。後ほど、利用しますので、メモ帳等に記載しておきます。「完了」を押します。
仮想マシン設定ダイアログに戻ります。「OK」を押します。